Q1
いま、なぜ介護保険制度が必要なのですか。
A
《介護問題は老後生活最大の不安要因》
《現行制度は医療と福祉の縦割り》
《急速に増加する介護費用への対応》
【今後、急速に増える寝たきりや痴呆の高齢者】
【65歳以上で亡くなった方の平均寝たきり期間は、8.5か月】
【85歳を超えると4人に1人が要介護状態】
(国民生活基礎調査、社会福祉施設調査等から推計)
【介護する者の2人に1人は60歳以上】
(出典)人口動態社会経済面調査(平成7年)
(単位:%)
※なお、虚弱状態の高齢者も同様の発生割合となっている。
(出典)厚生省「国民生活基礎調査」(平成7年)
【介護を受ける者に対し憎しみを感じたことがある者が35%】
〔介護を受ける者に対し虐待したことのある介護者は2人に1人〕
【家族介護者にとって心身両面の負担が大きい】
【老後の不安(2人に1人は自分や配偶者が寝たきりや痴呆となって介護が必要となったときが不安)】
【高齢者介護に関する現行制度の問題点】
〔介護を受ける者に対し憎しみを感じる介護者は3人に1人〕
いつも感じている
1.9ときどき感じている
32.7あまり感じない
36.5まったく感じていない
25.6NA
3.3
(出典)日本労働組合総連合会「要介護者を抱える家族」についての実態調査
よくある
2.0ときどきある
14.4あまりない
33.2 まったくない
47.0NA
3.4
(出典)総理府「高齢期の生活イメージに関する世論調査」(平成5年)
Q2
A
《国民の8割強が賛成》
介護保険制度の創設によって何がどう良くなりますか。
《利用しやすく公平で効率的な社会的支援システムの実現》
・利用者本位の制度として、自らの選択に基づいたサービス利用が可能となります。
・高齢者介護に関する福祉サービスと医療サービスの総合的・一体的な提供が可能となります。
・公的機関のほか、多様な民間事業者の参入促進が図られ、効率的で良質なサービス提供が期待できます。
・社会的入院の是正などにより医療費のムダが解消されます。
【現行の老人福祉と老人医療の制度を介護保険制度に再編成】
Q3
介護保険では、どのような人が保険給付の対象となるのですか。医療保険と違って対象者がかなり限定されてしまうのではないですか。
A
≪被保険者の範囲は40歳以上≫
≪生涯を通してみると2人に1人が対象≫
【若年世代の要介護状態への対応】
活動年齢期にある若年世代の要介護状態については、現行の障害者福祉施策(平成7年12月に策定された「障害者プラン」等)の充実により総合的、計画的に対応します。なお、介護保険制度スタート後、障害者プランの進捗状況、障害者福祉施策との整合性などに配慮して、被保険者の範囲を含め制度全般について検討を行うこととしています。
Q4
介護保険では、どのようなサービスが受けられるのですか。
A
《自立支援のためのサービス −24時間対応を目指す−》
【介護保険の給付内容】
在宅に関する給付
施設に関する給付
市町村の独自給付
以上の給付のほか、市町村は、地域の独自のニーズに応じ、65歳以上の方(第1号被保険者)の保険料を財源として、以下のような給付を行うことができます。
【要介護高齢者の心身の状態等に対応して作成した在宅の標準的サービスのモデルの一例】
Q5
介護保険により給付を受けている場合、医療保険により医療が受けられなくなるといったことはありませんか。
A
《かかりつけ医等による医学的管理、訪問看護、リハビリ等をカバー》
《治療が必要な要介護者には医療保険からも給付》
【介護保険と医療保険】
Q6
介護保険では、どのような手続きでサービスが利用できるのですか。
A
≪本人のサービス選択が基本≫
≪専門機関がサービス利用を支援≫
【在宅サービスの利用の流れ】
Q7
介護保険のサービスを利用した場合、自己負担(利用者負担)はどうなるのですか。
A
《1割負担が基本。低所得の方に配慮》
Q8
保険料はどのように設定され、負担することになるのですか。
A
《所得に応じた定額保険料》
Q9
介護保険はいつからスタートするのですか。
A
≪平成12年度から実施≫
Q10
将来の費用負担はどうなるのですか。
A
≪保険料の負担で老後の安心≫
Q11
今後、高齢化が一層進む中、国民にとって過重な負担となるようなことはないのですか。
A
《介護保険の創設に伴い医療保険の負担が減少》
【介護保険制度創設に伴う医療保険料の減少】(平成7年度価格)
(注)
【介護保険における民間活用】
Q12
介護保険の運営は、市町村にとって重荷になりませんか。
A
《社会全体で高齢者介護を支援》
介護保険の保険者は市町村ですが、国、都道府県、医療保険者等が重層的に支え合う構造とし、保険財政の安定化、事務負担の軽減を図ります。
保険財政の安定化のための措置
(財源は、国・都道府県・市町村(第1号保険料)が1/3ずつ負担)
保険者事務の円滑な実施を確保するための措置
Q13
A
【介護に関するサービス基盤の基本的考え方】 介護保険制度の概要
保険者
被保険者
保険給付
基盤整備
利用者負担
公費負担
保険料
市町村への支援
施行
検討
[備考]
介護に関するサービス基盤の整備をどのように進めていくのですか。
《在宅・施設両面にわたり基盤整備を推進》
介護保険制度の仕組み