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第1回 ホームレスの自立支援方策に関する研究会(議事要旨)


1 日 時 平成11年7月19日(月) 15:00〜16:30
2 場 所 厚生省共用第11会議室
3 出席者 (敬称略、五十音順)
阿部志郎、岩田正美、上久保忠、竹村毅、長谷川匡俊、森田洋司、吉村靫生

4 議事概要

(1)社会・援護局長挨拶

(2)議事進行役に阿部志郎氏を選任

(3)議事の公開については、メンバーの氏名及び職業、開催日時、会議資料、議事要旨の4点につき公開することで了承

(4)事務局説明

 事務局より資料に基づき今回の研究会設置の背景、「ホームレス問題に対する当面の対応策について」の概要及び今後の研究会の進め方について説明。特に、研究の範囲について、次のとおり説明。

 当研究会では、政府として決定した「ホームレス問題に対する当面の対応策について」を踏まえて、その中での重要な柱となっている自立支援事業のあり方に焦点をあてて研究。その過程で出てくる雇用対策や地域住民との関係については関連分野として研究するに留め、それらに関する提言、提案については、今後の政府全体のフォローアップに反映。

(5)発言要旨

発言1

○ ホームレスの気持ちを理解するため、実際に野宿をしてみたら、普通の生活感覚と実際に横になって路上に寝てみた感覚とは全然違う。
○ 解決策としては、やはり雇用の創出が大事であり、例えば、ホームレスの人々のためにドイツのようなゴミの分別収集に関する雇用を創出したらどうか。また、ホームレスに対する保健医療の緊急対策も必要である。この研究会での学際的な研究とは別だがこれらの方策もしっかり講じて欲しい。
発言2
○ ホームレスは男性の単身者が大半であるが、女性のホームレスへの対応のあり方についても検討する必要があるのではないか。

発言3

○ 戦後の浮浪者や戦災孤児の時代と今とでは事情が大きく変わってきているし、特に大きな問題として日雇労働市場の崩壊がある。検討に当たっては、そういう労働市場を中心にした社会の大きな変化などホームレスの背景、要因等についての社会的な情報分析が重要である。

発言4

○ 社会の大きな変化に制度そのものが適応できなくなっている。現行制度そのものの問題点をもう一度洗い出して、それらを踏まえた上で、新しい枠組みでの自立支援事業を考えていく必要がある。
○ 外国人のホームレスの問題についても考えていくべきである。

発言5

○ ホームレスの平均年齢が高齢化しており、通常の労働市場の中ではペイしない、あるいは脱落せざるを得ない人々が半分以上を占めている。そうした労働者をある程度カバーする補助制度みたいなものを考えていく必要があるのではないか。
○ 効果的な自立支援事業を行うためには、出口の部分をにらんだ対応が必要になってくるのではないか。

発言6

○ ホームレスの中には例えば古雑誌を集めて売ることにより高収入を得ている人もいて、そういう人たちの中には自分は自立していると主張する人もいると思われる。こういう人に対しては、自立だとか転職だとかは要らぬことだとの話となるが、どのような対応をしたらよいのか。

発言7

○ ホームレスの中には、一部には高収入を得ている人がいるかも知れないが、大多数は食料にも事欠く状態であるのが現実である。ホームレスと一言にいってもかなり多様な状況がある。
発言8
○ ホームレスの状況は地域差がかなりあり、そのため、ホームレスに対する認識についても、東京と大阪を例にとってもかなりの差がある。大阪の状況は深刻である。ホームレス対策についても、地方の独自性、自主性を生かした方策を検討していくべきである。

5 次回以降の日程の調整

第2回 8月19日(木) 午後2時〜4時
第3回 9月22日(水) 午後2時〜4時
第4回 10月20日(水) 午後2時〜4時

6 配付資料

(1)ホームレスの自立支援方策に関する研究会開催要綱
(2)ホームレス問題に対する当面の対応策について(要旨)
(3)ホームレス問題に対する当面の対応策について
(4)ホームレスの自立支援方策に関する研究課題について


問い合わせ先
厚生省社会・援護局地域福祉課
担当 難波、奥出(内線2855)
電話 03-3503-1711(代 表)
   03-3591-9862(夜間直通)


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